小規模病院と大規模病院で働くメリットとデメリット!

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キャリアを積むために、今より大きな病院で働きたい!

業務の負担が多いので小規模病院に転職したい!

といったように、転職するなら今の環境と全く違う所で働きたいと思っている方も多いのではないでしょうか?

 

病院の規模によって働き方にどういった違いがあるのか、それぞれのメリットデメリットを分かった上で、自分に合った転職先探しをしていきましょう。

そもそも小規模と大規模ってどんな病院のこと?

小規模、大規模と言っても、特に明確な定義があるわけではありません。

ですが、厚生労働省の病院調査の概要によると、

小病院…特定機能病院、「療養病床のみの病院」を除いた一般病院で、病床数が20床~99床の病院

大病院…特定機能病院と、許可病床が400床以上の地域医療支援病院

引用:医療施設調査・病院報告(結果の概要)

となっています。

ちなみに19床以下は一般診療所(クリニック)に分類されています。

 

簡単に言うと、大病院は国立病院や大学病院小病院は入院設備を抱えた個人病院をイメージしてもらえればと思います。

大規模病院はスキルアップに期待!でもプライベートは…

よく、若いうちは勉強のために一度、大学病院や国立病院で働いたほうがいい!

なんてことを言われたことはありませんか?

病院が広くて病床数が多い分、仕事の負担は多くなりがち…。

ですが、その分スキルアップできる環境が整っている大規模病院のメリットとデメリットを見ていきましょう。

スキルアップ・キャリアステップなら大規模病院がおすすめ!

大規模病院では、診療科目が多い分、様々な症例、患者さんに接する機会が多く、日ごろから様々な経験を積むことができます。

また、研修会やセミナーも頻繁に開催されるので、スキルアップやキャリアステップを考えている方にはおすすめです!

新人教育のマニュアルが整っている場合も多く、先輩看護師がマンツーマンで指導するプリセプター制度やキャリア開発のためのクリニカルラダー制度を導入している病院が多いため、キャリアの浅い看護師ブランクのある看護師でも、安心して一から勉強する環境が出来ています。

また、国立病院の看護師は準公務員という扱いですので、休日や勤務体系がしっかりしています。

大規模病院は院内保育園など、子供を見てもらえる施設を併設している所も多いですので、子育て中の看護師も働きやすいですね。

スキルアップのためにはプライベートの犠牲も必要…?

先ほど、研修会やセミナーが頻繁に開催されると書きましたが、病院側も積極的に参加を促すため、仕事終わりや休日の時間をスキルアップに割かなくてはいけない事が多くあります。

スキルアップしたい!という気持ちがある方には、とても恵まれた環境ですが、自分の時間を大切にしたい、家族と一緒の時間を増やしたいといった方には、負担に思うこともあるかもしれません。

また、診療科目が多い分、自分の希望の科に配属されない場合もあります。

働いている人も多く、異動も多いので、密接な人間関係を築くことは少なく、同じ病院で働いても知らない人が多いといった事も。

配属された科に中々馴染めず、悩む方も多いようです。

プライベートを優先したい!アットホームに働きたいなら小規模病院がおすすめ!

小規模病院といえば、地域に密着した医療を心掛けているイメージがありますよね。

待合室で看護師と患者さんが世間話をしていたりする光景もよく見かけます。

また、看護師の役割が細分化されていないことが多いため、様々な業務をこなすことが必要となってきます。

小規模病院で働くメリットとデメリットとは一体何なのでしょう。

一人一人の患者と向き合える!地域密着型のアットホームな雰囲気

大規模病院では、外来、病棟で看護師が分かれていることが基本ですが、小規模の場合は、外来を担当する日、病棟を担当する日といったように、完全に分けるのではなく、どちらも担当することがほとんどです。

そのため、一人一人の患者さんと密に接する機会も多く、アットホームな雰囲気の中で仕事をすることができます。

患者さんが看護師さんの顔と名前を覚え、まるで友達のように名前で呼んだりすることも。

 

また、大規模病院に比べて看護師の勤務者数の割合が多く、業務の負担が比較的少ない場合が多いようです。

プライベートを優先したいと考えている方には働きやすい環境ですね。

スキルアップには自分で情報収集&行動を!

小規模病院は診療科目に限りが多く、設備が充実していない場合もあるため、多くの症例や最新医療を学ぶ機会が大規模病院よりも圧倒的に少ないです。

そのため、スキルアップのためには自ら研修会やセミナーを探し、予約し、受講するといった行動力が必要になります。

 

また、アットホームな環境が逆効果な場合も。

密に接するのは患者さんだけではなく、一緒に働くほかの看護師も同じです。

関りが密になればなるほど、人間関係のトラブルも増えがち。

診療科目多くないので異動することも出来ず、転職するしか方法がないといった方も、実際多いです。

今はスキルアップ?プライベート?自分に合わせて働こう!

「今はプライベートを犠牲にしてでも、しっかり勉強してどんどんスキルアップしたい!」

といった方もいれば、

「ある程度スキルを身に着けたので、家族との時間を優先させたい!」

という方もいると思います。

 

今の自分の状況に合わせて、メリットとデメリットをよく考えながら、勤務先を選ぶことが大事です。

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