「新人は残業代がもらえない」「人間関係マジ酷すぎ」「有休取れない雰囲気…」
看護師の職場は大変忙しく、やりがいのある仕事ですが、病院という閉ざされた空間の中である性質上、本来は起こってはならないハラスメント行為が多数横行しています。
そんな「ブラック病院」の実態をご紹介します。以下に紹介する体験談を基に、ブラック企業から抜け出す勇気にしたり、転職の際、次の職場選びの参考にしてください。
ブラック病院のリアルな実態
体験談その1
R.Mさん 29歳女性
看護師7年目
私が就職した病院は比較的地域でも大きい総合病院でした。初めはやりがいもありそうで頑張っていこうと思っていたのですが、最初の給与明細を見てビックリ…。残業代が一切支給されていませんでした。
先輩看護師に相談すると、「新人のクセに細かいこと言ってるとこの病院に居づらくなるよ?」と半ば脅しに近いセリフ…。
そんなことを言われたものだから、新人の私は委縮してしまって有給休暇も言い出しにくく取りづらい雰囲気に。酷いブラック病院でした。
R.Mさんのケースは「残業代が支払われない」というありがちなケース。
特に新人はまだ職場に馴染めていないため、言い出しにくく、逆にそれを利用してサービス残業を強いる悪質なブラック病院です。
有給休暇についても同様で、先輩がにらみを利かせていて有給休暇が取りにくい空気を作っています。
体験談その2
S.Hさん 31歳女性
看護師9年目
出産を機に転職をしました。育児と両立できる病院を希望しいざ入職したものの、なんだか人間関係がギクシャクしているような雰囲気でした。
よくよく見てみてると、職場の指導者さんがとても厳しい人で、若い看護師さんを大声で叱責したり、研修に来ている看護学生を無視したり。いじめに近い状態で職場全体がギスギスしていました。
私も育児のため日勤のみを希望していたせいか、そのうち大声で当たられるようになり、居心地が悪くなって再び転職する羽目になりました。
S.Hさんのケースは、看護学生時代にこういう光景を目の当たりにした方も多いかと思います。
実際に看護の現場では、こういうパワハラに近いことが横行しており、上記のようなパワハラ上司がいるだけで一気に職場の雰囲気は悪くなり、働きずらいものになります。
当サイトでも紹介している看護師さんの転職理由第2位に「職場の人間関係」があります。やはり人間関係が悪いとどんなに給与条件などが良くても耐え難いもの。
逆に人間関係が良いと、少しくらい待遇が悪くても離職率は低くなるといった傾向のデータも出ています。せっかく働くのですから、お金のためだけでなく和気あいあいとした職場で楽しく働きたいものですよね。
ブラック病院に入らないためには
看護師転職サイトの中には、転職する前に、転職先の職場の実態を調査してくれるサービスを行っているものがあります。
例えば職場の人間関係だったり、有給休暇は取りやすいか、パワハラなどは横行していないかなど、本来ハローワークなどでは教えてもらえない情報を担当のアドバイザーが調査してくれるんです。
これらを利用することで、転職先がブラック病院でないかを事前に知ることができます。
ぜひ活用して、上記の体験談のようなブラック病院に入ることなく、転職を成功させてください。