転職回数って、やっぱり採用に影響しますか?
転職先がブラックだったりしても、辞めることを躊躇してしまいそうで…。
介護職の転職は3回までという噂を聞きました。
すでに3回転職してしまっているのですが、大丈夫でしょうか…?
介護職は他業種に比べて、比較的転職が多いと言われています。
とはいえ「転職回数があまりに多いと再就職に響くんじゃないの?」と不安に思われる方も多いと思います。
今回は一般的によく聞く転職回数は3回までという真相と、転職回数が転職活動に及ぼす影響を見ていきましょう!
一般的に転職回数は1~3回が多い!
- 1回…28.8%
- 3回…20.0%
- 2回…19.1%
- 4回…12.5%
- 6回以上…10.2%
- 5回…8.4%
- 不明…1.0%
厚生労働省「転職者実態調査」
第6表 性・年齢階級・最終学歴・現在の勤め先での職種、転職回数別転職者割合
この調査は介護職以外も対象になっていますが、平成27年に厚生労働省が調査した「転職者実態調査」によると、転職回数は1~3回が多く、4回以上は数が少なくなっています。
どうしても転職が多いことがマイナスイメージに繋がりやすいという懸念から、3回以内の転職に抑えようという意識が高くなっている傾向が見られます。
転職回数が多いと転職活動が不利になる!?
転職回数3回目までが転職者の半数以上を占めるという点から、企業側もある程度の許容範囲内として見ているようですが、4回以上となるとどうしても回数が多いといったイメージを持たれがち。
特に介護職は知識だけでなく、現場での経験は非常に大事になります。
そのためにはより長く定着して働いてもらえることが第一条件。
転職回数が多いということはそれだけ勤続年数も少なく「採用しても長く働いてもらえないのではないか?」と雇用側は考えてしまいます。
残念ながら転職回数が多いことにメリットはありません。
資格や経験がどんなに優れていても、一つの職場で長く続かないのは何か理由があると思われてしまっても仕方ありません。
できるだけ転職回数を増やさなくてすむように、転職活動のうちからできることはないのでしょうか?
転職回数を増やさないために気を付けるポイント
最初からすぐに辞める前提で転職をする人はなかなかいないと思います。
先ほども書きましたが、転職回数が多いことにメリットはありません。
退職するのも、転職活動を行うのも、かなりの時間と労力がかかりますから、少なく済むのであればそれに越したことはないですよね。
転職をせざるを得なくなった原因を見ることで、転職回数を増やさないためのポイントが見えてきます。
いくつか例を挙げて見ていきましょう。
ケース1.人間関係が嫌で辞めた
介護職だけでなく、どんな職種でも退職理由の上位に上がってくる人間関係の問題。
特に介護職は幅広い年齢層、様々な家庭環境を持ったスタッフが働いています。
人間同士合う合わないもありますし、どれだけお互いに思い合って譲り合えるかが重要になってきます。
特にデイサービスなどの施設で働く介護職は、スタッフ同士の連携が大事。
人間関係がギクシャクしていると利用者にも伝わってしまう恐れがありますので、できればトラブルは避けたいところですよね。
どうしても人間関係が心配という方は、訪問介護での勤務がオススメ。
入浴介助など2人以上で訪問する場合もありますが、移動支援や食事介護などは1人で訪問することが多いです。
2人以上で訪問する時も、1~2時間の利用の後は再びそれぞれのの現場へということがほとんどですし、毎回一緒に訪問する組み合わせが違ったりするので、トラブルが起きるほど深く関わることがありません。
ケース2.事業所の理念や運営の仕方が合わない
会社自体が自分に合わないと感じてしまうケースです。
といった労働環境の中にいると、運営に不満を持ってしまうのは無理もありません。
働き手側の努力で何とかなるものでもありませんので、こういった場合は転職を余儀なくされる可能性が高いです。
対策としては、就職前に運営の実態をしっかり把握しておくこと。
現在働いている介護士の人数と利用者の割合を調べたり、可能であれば実際に働いている介護士から状況を聞いてみるのも良いでしょう。
転職回数が多い人の転職を成功に導くポイント
転職回数が多いことがどうしてもデメリットになってしまうのは仕方のない事ですが、転職が出来ないわけではありません。
介護業界では慢性的な人手不足が続いていることから、今までの職歴を重視しないといった事業所もあります。
ですが、転職先の選択肢が狭まってしまう可能性があるのは仕方のないこと。
転職回数が多いというハンデを抱えながらの転職活動を成功に導くためのポイントを押さえておきましょう。
辞めた理由よりも転職したい理由を伝える
雇う側からしても、転職回数が多い理由は気になるところ。
ですが「前の職場は残業が多かった」「人手不足で業務が辛かった」といったネガティブな理由はNG。
それよりも転職先に感じた魅力をしっかりと伝えて、ここで働きたい!という意欲を伝える方が大事です。
同じ業界であれば、前職の社名を見ただけで、採用担当者は何となく辞めた理由に気付くケースが多く、辞めた理由を説明すればするほど「言い訳」と捉えられてしまう可能性が。
前職の悪口と思われてしまってもいけないので、辞めた理由を長々と説明するのはやめておいた方が良さそうです。
前もって転職先の実情を調べておく
できればこれ以上、転職回数を増やしたくないという方がほとんどだと思います。
そのためには、今までと同じ過ちを繰り返さないことが必要。
人間関係や残業、休日取得の実態などをあらかじめリサーチしておくと良いでしょう。
多くの職場が面接前に職場見学をさせてくれたりします。
職場見学では実情まで把握できない可能性もありますが、全く何も見ないよりはある程度分かることもあると思います。
働いている介護士の表情やスタッフ同士のコミュニケーションの取り方など、職場見学の際はしっかりチェックするようにしましょう。
転職を繰り返さない!一番簡単な転職方法とは?
現在働きながら転職活動をしようとしている方や、子育てや家事に追われながら復職先を探している方にとって、自分で情報をリサーチしたり、職場見学に行ったりするのはなかなか難しかったりしますよね。
面接の際も、転職回数が多いことを指摘され、ついつい戸惑ってしまうかも…。
転職回数が多い方、これ以上転職回数を増やしたくない方にとって、とても簡単な転職方法があるんです!
転職活動は転職サイトに全てお任せ!
転職活動をしていると、介護士専門の転職サイトを一度くらい見たことがあるという方も多いのではないでしょうか?
求人情報をチェックしたことはあるけれど、面倒だから会員登録まではしたことがないなぁ…。
介護士専門の転職サイトでは無料の会員登録をするだけで、さまざまな転職サポートが受けられます。
職場見学になかなか行けない方の代わりに、転職サイトのコンサルタントが職場を訪問し、実際に働いている介護士の現状や人間関係などの情報も調べてくれます。
さらに希望すれば、履歴書のチェックや面接の付き添いも行ってくれますので、転職回数が多いことも担当者がしっかりフォロー。
転職回数が多くても安心して転職活動が行えます。
残業は日常茶飯事で、休みもまともに取らせてもらえない。