保健師として働くならドコがおすすめ?メリット・デメリット《まとめ》

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看護師系の資格の中で人気の資格「保健師」。

保健師は市長村の保健センターや企業などに就いて「保健指導」や「健康診断」などを行う仕事です。
保健師は働く場所によって、仕事内容や呼び名が変わってきます。
大きく分けると市役所などの保健センター、企業、病院、学校の4つに分けられます。
今回はその保健師の仕事についてメリット・デメリットを紹介していきます。

1.行政保健師

行政保健師は市区町村や保健所などの保健センターなどの公的機関で働きます。
保健師の約60%が行政保健師として働いています。
行政保健師は「都道府県保健師」と「市区町村保健師」の2つに分けられます。

都道府県保健師

都道府県保健師は都道府県や都道府県庁で管理している保健所で働いています。
仕事内容は、障害者や難病患者の患者さんの保健サービスインフルエンザなどの感染症の危機管理市町村保健師へ研修などの仕事を行います。

市区町村保健師

市町村保健師市区町村が管理する役所や、市町村の管理する保健センターで働きます。
仕事内容は地域への健診や訪問指導難病患者さん達への日常のサポート、予防接種のお手伝いなどの仕事をします。

メリット・デメリットについて

行政保健師は公務員なので休日祝はお休みです。
そして、給料も安定しています。
しかし、行政保健師になるための試験に年齢制限がかけられていることもあるので、誰でもなれるわけではありません。

2.病院保健師

病院保健師は行政保健師の次に働いている人が多い仕事場です。
総合病院や訪問看護ステーションなどの施設で働きます。
病院保健師の基本的な仕事は、患者さんが病気にならないように健康指導を行います。
他にも、小児科では注射のお手伝いや訪問看護では患者さんのお宅に訪問をして健康指導などを行います。

メリット・デメリットについて

病院保健師は基本は夜勤はないですが、看護師の仕事を一緒にしている場合は夜勤が発生する場合があります。
保健師は必要な人数が看護師よりも少なく、求人が少ないですが安定して働くことができます。
また、医療では予防のスペシャリストとして沢山の活躍が期待されています。

産業保健師

産業保健師は企業に所属して働きます。
仕事は、企業に所属している社員や職員に保健指導を行います。
主な内容は、成人病に関する指導ヘルスケアに関する病気のケアなどを行います。

メリット・デメリット

産業保健師は大規模企業での就職になるので、給料が高いです。
また、精神的ストレスも少なく、土日祝も休みです。
しかし、産業保健師は倍率が高く中々就職することができないです。
そして、診断データなどを扱うので、ある程度のパソコンスキルが必要になります。

学校保健師

学校保健師は小・中・高の学校に勤務しています。
仕事内容は学校に通う生徒や教員の病気の予防アドバイスなどを行います。
また、学校保健師は保険の先生」とは違うものになります。
保健の先生になるには「養護教諭」の免許がないとなれないからです。

メリット・デメリット

学校保健師は春休みや冬休みなどの長期休暇を取ることができ、残業も少ないです。
しかし、学校の保健師は一人だけなので業務量は多いです。

保健師になるには何をすればいい?

保健師になるために「保健師資格」が必要になります。
保健師資格と取るためには、「看護師資格」を持っていることと、保健師国家試験」の受験資格を手に入れ、保健師国家試験に合格する必要があります。

保健師国家試験の受験資格は保健師養成学校に1年以上学ぶことで手に入れられます。

保健師になるための方法が大きく分けて二つあります。

  1. 「保健師養成学校」の認可を受けている看護大学で「保健師」と「看護師」の免許をとる。
  2. 看護師で経験を積んで、保健師養成学校に入学して免許をとる。

の二つがあります。

しかし、保健師になるための「保健師養成学校」は国内にある学校数が少なく、定員数も少ないため入学が難しいです。
また、看護大学で免許をとる場合も、希望者が多い場合は各学校が定める成績上位に入らなければ受けられない場合もあります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
保健師になるには難関がありますが、その分就職の幅や労働環境、収入など頑張る価値はあると思います。

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